北海道ガーデン街道の旅 2

 

④ 十勝ヒルズ(中川郡幕別町)
十勝平野、帯広市近郊の幕別町は温泉地でもある。
冬は-20℃以下になることはよくあるが雪は少ないとのこと。高速道の道東自動車道ができるまだでは、札幌に行くのに日高山脈の関係で旭川経由でないという不便な交通事情だった。果樹・野菜・ハーブのゾーンから始まり宿根草、バラ、ナチュラルオアシスなどのゾーンで構成されている。

 

 

 

 

 

 

十勝ヒルズ入口                          赤や黄色味帯びた大葉のフリーマニーカエデ‘オータムレイズ’

 

 

 

 

 

 

 

 

西洋ヤナギと睡蓮が咲く風景はまるでモネの絵。   満開クレマチス

 

 

⑤ 真鍋庭園(帯広市)
開墾から百数十年しか経たない地に昭和41年、第3世代が日本庭園と風景式庭園の基礎を創る。コニファーをメインに様々な樹木がこの寒冷地にどう育つかトライしながら生産販売もてがける老舗造園業。いたるところに立派なプンゲンストウヒ‘ホープシー’が並んでんでいる光景は圧巻!

 

 

 

 

 

 

 

 

25,000坪の園内は、日本庭園も西洋庭園もありコニファーを
どう活かすか?には大変参考になるガーデン。第5世代の方が
現在運営されてるそうだが、植物園としての機能も果たすなど
寒地の樹木育成の苦労を想像しながら見学させていただきました。
園内にはリスが遊ぶところに遭遇し、自然な大地を感じさせて
くれました。

 

 

 

 

 

 

 

多種の針葉樹が風景を創る。          森林浴のシェードと籐スツール。

 

大正・昭和の皇太子が「お休み所」とした建物を譲り受け「真正閣」と命名。

 

 

 

 

 

 

 

⑥ 紫竹ガーデン(帯広市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご主人のルーツは新潟市。農家だったご主人の死を機に子供時代、沢山の野の花と遊んだ郷愁を想い、家族の賛同の基、平成元年(1989)郊外に18,000坪牧草地を購入、フラワーガーデンを始める。代表取締役社長、紫竹昭葉おばあちゃんは現在93歳、当日私達新潟からの団体に親しみをこめ沢山写真撮りに応じてくれました。

 

 

 

 

 

 

ボランティア?の花摘み、草取り作業         宿根ボーダー花壇

 

 

 

 

 

ショップに花の種販売コーナー             ツアーの昼食弁当後出された桜餅とお茶

 

花いっぱいの野原に憧れたおばあちゃんの庭だけあって、宿根草中心に2,500種以上あるそうだ。
店は家族全員で手伝っていて、おばあちゃんを『社長!』と呼んでいる。おしゃれなおばあちゃんは、お客から「可愛い!」の声。

おばあちゃんの娘婿?さんのユーモア案内説明。

 

 

 

⑦ 六花の森(河西郡中札内村)

北海道の著名な菓子メーカー六花亭が運営するいくつかの作品館もある美術村庭園。園内に咲く十勝地方の代表的な山野草は、山岳画家・坂本直行により描かれ、その絵は六花亭の包装紙にもなっている。                 

ハマナスの群生を通過すると坂本直行記念館があり、館内には山野草の絵の他、北海道の十名山の絵も展示されており、更に他にもこの地にまつわる洋画家の絵が展示されている作品館があり、あいにく時間がなく見ることができなかった。庭と絵は、何か共通するものがあり、見ごたえのある庭園だった。

 

 

 

 

 

作品館はクロアチア調古民家で他のギャラリーも同じ。


 

 

 

 

 

 

写真左:ハマナス群生には、坂本画伯による『ハマナシ』(浜梨)と呼ぶ説の看板があった。
写真右:内部は山野草の絵のゾーンと反対側は十名山の絵が展示されている。

 

六花亭カフェ(売店)前の広大な芝庭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑧ 十勝千年の森(清水町)

霧で見えないが日高山脈をバックとする雄大な庭(アースガーデン)

 

 

 

 

 

 

 

北海道ならではの大自然を満喫するこれからの環境活動、未来の庭とも言える壮大な庭。ガーデンデザイナー ダン・ピアソン設計でイギリスのガーデンデザイナーズ協会、各賞審査員から 「出品された中で最も美しい庭」 「21世紀で最良のガーデンデザイン例」 と高い評価を受ける。
入口での解説者から我々の今日、時間的に見学できる庭は「全体の7%だけ!」と広さには驚いた。それでもアースガーデン、メドウガーデン、ファームガーデンを足早に見た。

 

 

 

ファームガーデン                    自生保護のための立入禁止区域も

 

 

 

 

 

 

 

 

放映中、NHK朝ドラ「なつぞら」は十勝が舞台

 

あとがき
北海道の美しい景色と言うと真っ先にイメージするのは、富良野のラベンダー畑かもしれません。1976年国鉄のカレンダーにより全国に紹介され次第に観光客が訪れるようになったそうです。しかしその前には貿易自由化や技術革新の関係でラベンダー農家は苦境に追われ、減少し現在のファーム富田さんだけが残ったそうです。
一方、北海道は明治に北陸地方から中心に入植し、農業を始めたルーツが殆どです。ラベンダー農家もしかり、10年ほど前から注目され始めたガーデン街道の庭農家もそうです。身近な野の花を季節の移ろいを考慮して育てる庭。自然な生活の空気感が心地よい!はガーデン街道という新しい体験でした。
仕事を通じ、国内はもとより世界の庭も見てきましたが、厳寒の地にこんなにも美しくそれでいて私が子供の頃に見た四季の里山風情も感じさせ癒やされる庭の旅は初めてので新鮮でした。社員にも早く体験させ、宿根草群生の魅力と植物が日々多忙な生活に癒しを与えてくれる効能や宿根草なら、興味をもった多年草名を覚えればお客様自身でもできるということを伝えていきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

観光地、富良野 ファーム富田さんのラベンダー畑